
築30年超のアパートについて、私は長年「売却」「維持」「建替え」のどれを選ぶべきか決めかねていました。判断基準が分からず、ただ時間だけが過ぎていたのです。最近は特に相続のことも気にし始めていたため、ハウステーションさんに相談したところ、判断材料の一つとして「相続税試算と対策」を提案してもらいました。建替えや売却も含めた様々な角度からの検討を経て、「一旦アパートは維持」という方向性で決めることができました。
「いつかやろう」と思っていた大規模修繕ですが、ハウステーションさんからは「建替え」や「売却」も視野に入れた総合的な提案を聞くことができ、そのうえで納得して大規模修繕を実行する踏ん切りがつきました。

「維持」するという決断を下した以上、このまま何もしないわけにはいきません。外壁のひび割れや屋根の劣化、そして窓枠部分からの浸水懸念など、不安要素は蓄積していました。現在は幸い入居率は良く安定運営できていますが、このまま放置すれば、劣化が入居率低下のきっかけになることは明らかです。特に最近は、多くの方がインターネットで物件を探しており、建物の外観が重要な判断材料になるとハウステーションさんからも教えられました。今後も安定した運営を継続するため、私は大規模修繕(外壁・屋根の補修塗装工事)の実施を決断しました。

修繕工事はスムーズに進む予定でしたが、予期せぬ事態が起こりました。なんと入居者様の一人が、塗料に使用されている物質でアレルギー反応を起こし、「呼吸困難」になることが判明したのです。ハウステーションさんがすぐに判断し、塗装期間中は急遽、仮住まいへ引っ越しする対応を取ってくれました。入居者様の健康と安全を最優先に迅速に対応してくれたことに感謝しています。
さらに、連日の酷暑やゲリラ豪雨に見舞われ、お盆期間も挟んだこともあり、予定よりも若干工期が延びてしまうというハプニングもありました。しかし、ハウステーションさんが施工会社と密に連携し、無事に工事は完了しました。

各入居者様からは「実は外壁のひび割れが気になっていた」「古い物件だから雨漏りしないか心配だった」といった、潜在的な不安を抱えていたことを知りました。それが、施工完了後には「キレイになって良かった」「当面の間は安心して住んでいたい」という嬉しいお言葉をいただくことができました。
そして、このタイミングで空室だった部屋にも入居が決定。入居者様の不安を取り除き、物件の魅力が高まったことで、安定運営に向けての再スタートを切ることができたと実感しています。ハウステーションさんの、目先の修繕だけでなく「建替え」や「売却」も視野に入れた総合的な提案のおかげで、迷うことなく正しい判断ができました。
